いち在日朝鮮人kinchanのかなり不定期更新日記

はてなダイアリーから移行しました。古い記事ばかりになりましたが、ボチボチ更新していこうと思います。

「モノ言えない社会は息苦しい」 ― ネトウヨが自らの自業自得を社会の狭量として嘆く笑える記事

数日前、ネトウヨのある所業を取り上げた記事が、twitterでちょっとした話題になった。
名誉棄損の加害者が多額の慰謝料にビビっている哀れな話だが、ネトウヨにかかれば社会の不寛容性を嘆く材料になるようだ。これは笑える。記念にお持ち帰りしたうえで、若干の所感を示す。



「モノ言えない社会は息苦しい」名誉毀損で訴えられたネトウヨ大学生の告白
DMMニュース 2015.01.24 08:50
http://dmm-news.com/article/911752/

(引用開始)

「ネットで書いてることをいちいち信じるヤツってホントのバカだと思うんです。僕もネトウヨをやってるけど、『誰かを釣って、叩いて、はい、おしまい』の世界。特に芸能人やマスコミ関係者、政治家がTwitterで本気になって議論もどきをして熱くなっている。それをみて楽しむこと。それだけが目的なのに……」
都内の私立大学に通う大学3年生・大澤元輝さん(仮名・21歳)はこう話す。中学時代からネットに親しんだ大澤さんは、2ちゃんねる掲示板、TwitterといったSNSに親しんできたが、最近ではもっぱらTwitterを中心にパトロールしたり、書き込んでいる。

■ターゲットを釣って祭りにすることが目的

「匿名の2ちゃんねる掲示板だと誰が参加しているのか目に見えない。でもTwitterだと実名や顔を晒してやってるのも多い。そんな連中を釣るんです。で、ボカスカに叩いて、“祭りにしちゃう。一連の流れを作ることができたらもう最高っすね!」(大澤さん)
ネトウヨ”を自称する大澤さんだが、実は政治や社会問題には何の興味も関心もないという。Twitter上では、次世代の党副代表で元航空幕僚長田母神俊雄氏を支持する発言を繰り返しているが、これは、「ファッションというか流行に乗っているだけで、本当に田母神さんを支持しているわけではない」(同)とか。
「政治家が『ネット世論で高い支持を得た』と話すのを聞くとバカだと思いますよ。あれは俺たちの責任のない書き込みで盛り上がってるだけですから」(同)

とはいえ、マスコミへの敵対心のようなものと自民党と次世代の党以外の政党への不信感は拭えないと内面を明かす。
「左翼の連中(註:この場合は自民党と次世代の党以外の各政党支持者を指す)やマスコミの奴らは、捏造で視聴率やアクセスビューを稼ぐことしか頭にない。だからこういう連中が顔出しで書き込みしていると、どこかで揚げ足取って“祭り”にしてツイートを削除させ、酷ければアカウント削除まで追い込む。ま、ゲームですよ。著名人をアカウント削除まで追い込んだ後の達成感はハンパないっすね!」(同)
大澤さんは過去、ネット上で槍玉に挙げたのは歌手・やしきたかじんさんの未亡人を取り上げた『殉愛』(幻冬舎)の著者・百田尚樹氏、ニューヨークタイムズの田淵広子記者などなど。その対象は保守論客からリベラル記者までと節操がない。Twitter上で話題になった人物の他、タレントやマスコミ関係者、女性アナなどもターゲットにする。
「著名人や政治家からTwitterでブロックされたら逆に闘志が湧いてきますね。あらかじめ持っているTwitterの別アカウントを使って、何か揚げ足を取るネタを探す。時にはこちらも捏造画像を用いたりして“祭り”に仕立てて仕返しする」(大澤さん)
大澤さんによると、何がしかの事件の当事者や政治家、マスコミ関係者などがTwitter上で何かコメントしたり、資料を出すと、たとえそれが正しい内容であってもまず、「捏造だ!」と書き込み、Twitter上の仲間や自らが持つ別アカウントを用いて拡散していく。そしてターゲットとなっている人物の過去ネット上での書き込みから、「行動パターン」「交友関係」「自宅住所」までネット上に晒す。

■損害賠償1500万円を求められた!

数年前、あるタレントのTwitter上での書き込みが気に入らなかった大澤さんは執拗にこのタレントの書き込みを揶揄する発言をTwitter上で繰り返し、その内容を纏めたブログも立ち上げた。
しばらく経ったある日、大澤さんにとってはそのタレントへの中傷行為が過去のものとなった頃、プロバイダーから「発信者情報開示に係る意見照会書」という書類が送られて来た。平たくいうと「この書き込みをした人の住所や連絡先を聞いている人がいますが教えていいですか?」というお伺いだ。もちろん開示拒否と回答して送り返した。
だが、しばらくするとプロバイダー側から、「発信者情報開示を求める裁判に負けましたので発信者情報を開示します」と連絡が来た。やがて弁護士名で「名誉毀損による損害賠償を求める。1500万円支払え」という内容を示した内容証明郵便が届いた。
「芸能人やタレント、マスコミ関係者、政治家、顔晒してる仕事の人がネットでちょっと書き込みされたくらいで……という気持ちはあります。言いたいことがいえない社会って息苦しいですね
目下、相手方のタレントと弁護士を挟んで示談交渉中という大澤さん。4月からは大学も最終年次、就活に励む時期だが、示談交渉の行方が気になり、就活にも身が入らない日々を過ごしている。

(引用ここまで・強調は引用者)



ネット空間は、意見発信や議論の空間として非常に有益であり、実際私のようなただのサラリーマンが、いち在日朝鮮人として社会に問いかけができるのもネット空間のお陰であるが、匿名で顔や素性が見えないことをいいことに、残念ながら有名人や特定の属性を持つ者に対する、悪趣味な者どもの誹謗中傷や集団リンチが往々にして起こる。枝葉末節をあげつらい、義務のない謝罪や、強いられる謂れのないタテマエを吹っかけられ、疲弊していく被害者が日々量産される。
この者からしたら、『祭り』にして相手が困惑し、逃げ惑い、サイト閉鎖等に追い込まれていくのを楽しみたい「だけ」だと、自らの行いを過小に評価し、そんな「些細なこと」で訴えるなよと言わんばかり。それをもって、「言いたいことが言えない」「息苦しい」と嘆いて見せている。
しかしこれは端的に言うと、『大いなる勘違い』である。彼の攻撃相手には、人格・名誉という、容易に侵害することが許されない初歩的な権利がある。それを自分から出向いて、デマ、クソミソ含め攻撃するのだから立派な侵害行為だ。
「言いたいことが言える社会」とは、社会的少数者や他者と異なる意見の持ち主であっても、自分の立場を表明でき議論の俎上に乗せられる社会のことでではなかろうか。他者に対する誹謗や罵詈雑言を好き勝手言える社会のことではないだろう。そんなものを安易に許せば、社会的議論は低劣化し、多勢の攻撃に無勢が沈黙を強いられる。
在特界隈と保守速報を訴えた李信恵さんの例を挙げるまでもなく、彼の行為は『立派に』生身の人を傷つける。彼はパソコンの画面を相手にキーボードを叩いていることとしか認識していないかもしれないが、その言葉は確実に精神を蝕み、沈黙を強いる。ひとの生命をも奪う威力をも持った、立派な暴力である。
彼の行為は誹りを受けるべき行為であり、何を言おうと後の祭りである。自らの愚かさに気付き、悪い趣味と訣別する日が来ればいいのだが。

こんなことを書けば、必ず何人かの、彼の『同業者』が来訪してきて、「お前もニッポンを誹謗中傷している」「お前の反問も俺の名誉を毀損している」「お前も訴えてやる」「死ね」「帰れ」と書き捨てていく。件の彼の所業と、私のブログ本文及びコメントの、根本的な質的差異を、わざわざ説明してやらなければならず、そしてそれも理解できないほど、この界隈の脳味噌は腐敗が激しい。そんな腐敗した脳味噌の持ち主にわざわざ説明をくれてやるほど利益が無いことは無い。